ひまわり乳酸菌を搭載したソユーズが、いよいよ打ち上げです。これを見るために、高知からはるばるバイコヌールまでやって来たがですきに、気分もどんどん盛り上がってきますね。
午前4時起床。眠たがるJr.1号をなんとか起こして、迎えの車に乗ってすぐ近くの大きな建物へ。ここで、宇宙飛行士を見送るというセレモニーが、打ち上げのたびに行われゆうがやそうです。
バイコヌールは大陸のど真ん中。今の季節、日中は10℃以上まで気温も上がり、シャツで過ごせるのですが、夜は氷点下で、こぢゃんと冷えこみます。宇宙飛行士の見送りは、建物の外で行われますので、あんまし手前から行くと「冷やい!」。車の中でタイミングをはかりつつ待ちます。
5時過ぎ、所定の場所でカメラを構えて待ち始めました。と、すぐ横のおばちゃんに、周囲のヒトが寄って来てバシャバシャ写真を撮りはじめたではありませんか。誰かと思うて聞いてみると、なんとテレシコワさん。ボストーク6号で、女性として始めて宇宙を飛んだ方。もう、70歳くらいやと思いますが、なかなかに若々しく、いまだにロシアでは大人気ということがよくわかりました。

そしてしばらくしよりますと、出て来ました。3名の宇宙飛行士さんが、元気に手を振りながら建物から出て来まして、まっすぐこちらへ歩いて来ます。そして、敬礼。宇宙服を着た、打ち上げ3時間前の宇宙飛行士を、5mの至近距離から見送れるとは思うちょりませんでしたので、ちょっと感動。

中央がロシア人のパベル・ビノグラドフ宇宙飛行士。向って左が、ブラジル人として始めて宇宙を飛ぶマルコス・ボンテス宇宙飛行士。向って右が、アメリカ人のジェフリー・ウィリアムズ宇宙飛行士。皆の歓声の中、元気に手を振って、発射台へ向うバスに乗り込んで行きました。さあ、いよいよ打ち上げです。
打ち上げ予定は8:30。ロシアは、ソユーズの打ち上げに関しては絶対の自信を持っちょります。有人のソユーズは毎年2回打ち上げ、無人のプログレスは毎年4回打ち上げゆうので、その技術は絶対的に確立されちょりまして、自信満々です。30日8:30打ち上げ予定と言えば、それが遅れたりすることはまずないそうで、カウントダウンもありません。粛々と8:30丁度に打ち上げられるのであります。すごいですね。
そういう訳で、打ち上げ1時間前に、発射台から1.5kmの展望所でスタンバイします。こぢゃんと冷えます。が、今回はブラジルからのメディアも多いので、撮影に良い場所を確保せんといきませんので、寒さをこらえて一時間前から準備しました。
ロケットは、すこし白い煙をだしながら、カザフスタンの大地に悠然と屹立しちょります。朝日が地平線から昇り始め、地平線と空の間がピンクに染まって、それはそれは綺麗な朝焼け。

そして、打ち上げの時間が近づいて参ります。気が付くと、予想通りブラジルメディアが周囲を取り囲んで、展望所は一杯になっちょりました。
ロケットの周囲から、支えちょった塔などが徐々に外されていきます。そして迎えた8:30。
ゴーっという音がし始め、白い煙がロケットの下から噴射され始めます。

アッという間に煙が大地に広がり、大音響とともに少しづつロケットが浮かび上がり始めました。
ゴオオオオ、ドカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!バリバリバリバリバリバリバリ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
もう、どう表現したら良いのでしょうか。大迫力の轟音とともに、ゆっくり持ち上がったロケットは、どんどんとスピードを上げて大地と垂直に上昇していきます。その、炎の明るさは尋常ではなく、ものすごい光の玉となって、抜けるような青い空へ吸い込まれていきます。

ひまわり太郎親子、感動に声も無く、小さな光の点となったロケットをしばらく見上げておりました。
そして、見知らぬ人たちと、打ち上げ成功の喜びを分かち合ったのであります。いやいや、すごかったです。日本からやって来た甲斐がありました。素晴らしいですね。写真の大柄なロシア人は、セルゲイ・クリカレフさん。何と、通算宇宙滞在世界記録803日9時間39分という偉大な記録を持つ宇宙飛行士さんだそうで、打ち上げを見に来ちょりました。この方、ソ連が崩壊した際、宇宙ステーションミールでミッション中で、地球へ帰還できんなったことでも有名。こんな宇宙飛行士さんともご挨拶できてしまいました。

興奮醒めやらぬまま、打ち上げ会場を後にした我々は、朝食を済ませてとある建物へ。何かと思いましたら、打ち上げ成功を祝うパーティー会場でした。皆、おいしい料理とお酒で上機嫌。宇宙関係者ばかりで、有名人も多いみたいです。Jr.1号は、会場に来ちょったアメリカ人宇宙飛行士さんにNASAのバッヂを貰うたりしよりました。向井千秋さんが宇宙へ行ったときのシャトルの船長さんともご挨拶できました。良かったです。
その会場から宿舎へ戻り、休憩した後、バイコヌール空港へ。ビッグイベントを終えて、モスクワへ戻るのであります。Jr.1号は、車の運転手さんや案内してくれたおばちゃんといつの間にか仲良しになっちょりまして(言葉はまったく通じない)、名残惜しゅうにお別れしました。
感動を与えてくれたカザフスタン、バイコヌールに別れを告げ、モスクワへ飛んだのであります。
posted by ひまわり太郎 at 15:31|
日記
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